研究概要 |
本研究は,縮尺1:25, 000レベルの植生図あるいは土地利用図を作成するために必要かつ充分な地表空間情報について,我が国の地球観測衛星「だいち」に搭載されたセンサーであるALOS AVNIR-2, PRISM, PALSARを用いたオブジェクト画像解析の成果を検証し,その利用可能性を評価しようとするものである。検証作業は,日本のみならず東南アジア地域においても実施された。研究の結果,相観的な植生区分やアジア地域の農業的土地利用(水田の特徴的な方角地割)などの形状特性をALOS衛星の10m空間分解能画像を用いたオブジェクト画像分類は的確に捉え,高い分類精度で分類図化できることが明らかにされた。
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