2011 年度研究成果報告書

中国地方の臨海平野発達に関与した歴史時代における流域環境改変の影響評価

研究課題

研究課題/領域番号	21501000
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	補助金
応募区分	一般
研究分野	地理学
研究機関	山口大学
研究代表者	貞方昇山口大学, 教育学部, 教授 (20116594)
研究期間 (年度)	2009 – 2011
キーワード	沖積平野 / 干拓地 / 荒廃地 / 三角州前縁 / 堆積物
研究概要	調査対象の中で流域面積中に花崗岩類の占める割合が大きく、荒廃化(草地化)していた佐波川や椹野(ふしの)川の臨海平野では、当初の予想より古く、およそ1, 000年前頃から平野前縁部の前進が活発化していた。いずれの調査地域でも以前の荒廃地域の下流に数多くの天井川が発達する。ただし、流域面積が小さな場合や花崗岩類の分布が限られている場合には、荒廃地から発する支川が天井川となっていても、平野前縁の急速な拡大とは直接結び付かなかった。