研究課題
基盤研究(C)
黄砂粒子は東シナ海を横断する際に海塩との結合により大きくなることが確認された。地上へ落下した黄砂粒子は中国沿岸ではほぼ鉱物のままであるが、九州西岸では海塩・硫酸塩・硝酸塩・塩酸塩を含んだ粒子へと変化していた。その結果、九州西岸での鉱物落下フラックスは数~十数パーセント大きくなることが分かった。水溶性鉄は僅かに検出されたが、それらが粒子中の塩類に関わることは確認されなかった。また、比較的小さい黄砂粒子中の鉄の量が多く、大きい黄砂粒子中にカルシウムの量が多くなる傾向があることが分かった。
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