| 研究課題/領域番号 |
21510027
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| 研究機関 | 茨城大学 |
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研究代表者 |
加藤 亮 茨城大学, 農学部, 准教授 (10302332)
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| 研究分担者 |
中里 亮治 茨城大学, 広域水圏環境科学教育研究センター, 准教授 (30292410)
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| キーワード | SWATモデル / 水・物質循環 / 循環型社会技術 / シナリオ評価 / 環境データベース / 水田の環境特性 / LCA |
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| 研究概要 |
本年度は、サステイナビリティ・インデックス構築に向け、データベースの構築を行った。事例として霞ヶ浦流域市町村のデータの収集を実施し、流域市町村のカテゴリー分類、クラスター分析を実施した。また、各項目の水質としての流出への影響を関連させるため、農業データベースが充実しているSWATモデルの援用を考慮した。昨年度課題として挙げられた水田の部分については、ダミー作物の導入によるデータベース操作の改良と、窪地オプションの導入により再現性は向上したものの、水利用の連鎖性による、灌漑水の高濃度な窒素の水田への導入や、水田で再生される有機態窒素の流出といった水田の灌漑期の排水特性は、今一段のモデルの改良が必要であることが示された。
データベースの構築、モデル開発が概ね進んだので、シナリオ開発について検討した。循環型社会技術として、バイオガスの際に発生する消化液の液肥利用といった循環型農業シナリオを検討した。データベースからLCAにより、市町村レベルでの試算を行った。これにより、サステイナビリティ・インデックスについては、データベース、環境評価モデル、LCAを組み合わせたシステムアプローチをとる準備を整え、最終年度に霞ヶ浦を対象としたインデックスの提案と事例評価を試みる。
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