動物園動物の飼育環境エンリッチメントの評価法の策定

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21510042
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 東京農工大学
• 研究代表者: 武田 庄平 東京農工大学, 大学院・農学研究院, 准教授 (40222096)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 行動学 / 応用動物 / 飼育環境エンリッチメント / 実験系心理学

研究概要

動物園で飼育されている動物が、動物福祉の達成された生活環境で暮らしている場面を来園者に展示するための施策としての環境エンリッチメントの実施および効果の評価を、動物園の飼育の現場の人間が、特別な訓練を必要とせずかつ日常業務の合間に簡便に行える方法を策定することを目指し、各種の試行実験から注目すべき行動特性について整理し、簡便な実験観察法を策定した。

研究成果

• [雑誌論文] 飼育下フサオマキザルにおける給餌スケジュ-ルの変化が行動変容に及ぼす影響 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三家詩織・三浦乃莉子・武田庄平・宇田司・柾一成
  • 雑誌名: Animal Behaviour and Management 巻: 48(2) ページ: 79-87
  • 査読あり
• [雑誌論文] 視覚認知における注意配分についての文化心理学的研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 宝迪・武田庄平
  • 雑誌名: 共生社会システム研究 巻: 5巻1号 ページ: 125-137
  • 査読あり
• [雑誌論文] 飼育下ボルネオオランウータンにおける土食い行動についての土壌学的分析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山崎彩夏・武田庄平・鳥居映太・鈴木創三・清水美香・黒鳥英俊
  • 雑誌名: 霊長類研究 巻: 26(1) ページ: 59-66
  • 査読あり
• [学会発表] Analysis of behavioral changes with introducing horizontal and vertical ropes in captive environment of tufted capuchin monkeys(Cebus apella) (2011)
  • 著者名/発表者名: Mitsuya, S., T. Uda, T. Imamura, K. Masaki, S. Takeda
  • 学会等名: 10^<th> international Conference on Environmental Enrichment
  • 発表場所: Portland, USA
  • 年月日: 2011-08-16
• [学会発表] Effects of Using Fire Hoses and Foraging Enrichment on Captttive Chimpanzees (2011)
  • 著者名/発表者名: Yamazaki, S., S. Mitsuya, H. Sugawara, M. Izawa, K. Takeda, Y. Handa, T. Miura, Y. Ichijyo, S. Takeda
  • 学会等名: 10th international Conference on Environmental Enrichment
  • 発表場所: Portland, USA
  • 年月日: 2011-08-16
• [学会発表] Effects of Varied feeding Schedules on the Behaviours of Captive Tufted Capuchins(Cebus apella) (2010)
  • 著者名/発表者名: Mitsuya, S., N. Miura, S. Takeda, T. Uda, K. Masaki
  • 学会等名: International Primatological Society XXIII Congress
  • 発表場所: Kyoto, Japan
  • 年月日: 2010-09-15
• [図書] スタディガイド心理学(第2版) (2012)
  • 著者名/発表者名: 武田庄平
  • 総ページ数: 91-102
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [備考]
  • URL: http://www.tuat.ac.jp/~hikaku/