研究課題
平成21年度は、住空間、あるいは福祉施設や病院などの医療施設・ホスピス等の構築に当たり、ネイチャー・テクノロジーに基づいたサステイナブルかつ省エネルギーな快適空間の総合的な設計指針を提供する一環として、まず独自にアルゴリズム化した感性の因子分析・脳波計測・脳血流計測及びそれらのポストプロセッシング法に関する評価と証明を実施した。ここでは、脳波を始めとする各種の生理・物理現象に対するウエーブレット解析・フラクタル解析・カオス解析法も構築し、ネイチャー・テクノロジーを援用したサスティナブルな環境空間の総合的な快適性評価に備えた。次に、快適環境空間構築へ向けた要素技術開発の一環として、従来から報告者の研究室で実施してきた外断熱と遮熱塗料による省エネルギー技術に関する基礎的な研究成果に基づいたハイブリッド型(遮熱壁+外断熱型)建築構造物のスケールモデルを実際に構築し、自然環境下における実験及び数値シミュレーションの両面からその有効性を評価・検証した。特に、ハイブリッド化による効率的な冷房・暖房法に焦点を当てながらそれらの組合せによるさらなる環境負荷低減技術の可能性を提案した。さらに、自然が有する様々な色香に着目し、それらの癒し効果が住空間、福祉施設や病院などの医療施設・ホスピス等の居住者に及ぼす効果についての基礎的な検証を開始した。すなわち、身近な自然の色香を如何に感じているかについて調査を開始した。同時に、自然が有する色香に関するデータベースの構築も開始した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (3件) 備考 (2件)
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http://www.mech.ibaraki.ac.jp/~hotaru/