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2009 年度 実績報告書

作業負担評価のための操作力データベース構築

研究課題

研究課題/領域番号 21510149
研究機関首都大学東京

研究代表者

瀬尾 明彦  首都大学東京, 大学院・システムデザイン研究科, 教授 (80206606)

キーワード身体負担 / 操作力 / データベース / 6軸力覚センサ / プッシュスイッチ操作 / モーションキャプチャシステム
研究概要

本研究は,操作力データベースの設計とそのデータを得るための計測システムの構築を行い,構築したシステムを使用して操作力データを収集し,最終的に操作力データベースを利用するシステムの開発を行うことを目的としたものである.本年度は,操作力データを収集するに先立ち,無数にある操作力発揮場面の中から生産場面および日常生活において代表的な操作力発揮場面を選定し,それらを操作の性質ごとに分類を行った.操作に関わる要因としては,(1)人的要因(固定的な要因として操作者個人の年齢や身長等,作業により変わる変動要因として手の形や作業姿勢など),(2)物的要因(操作対象物のサイズ,重量,回転方向等),(3)環境要因(足場や作業スペースなど)に分類・整理した.その際,引き出しの操作とネジ締め作業のデータを併せて解析し,作業面・方位・操作方向の影響を検討した。一方で,操作力データを実測するために,新たに購入したモーションキャプチャシステムに現有の6軸力覚センサとフォースプレートを加えた計測環境を構築し,操作力の大きさとその方向,および操作時の動作を同時に計測できるようにした.また上記環境を用いてプッシュスイッチ操作時のデータを計測したところ,設置高さと操作面角度が操作力に影響を及ぼすことが確認され,それらが有効なパラメータであることが示せた.得られたデータは,申請者が開発中であるデジタルヒューマンモデルに組み込んで操作時の動作と操作力ベクトルが同時に動的に可視化できるようにし,来年度以降のシステムへの組み込みを前提とした下準備も行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 引き出しの操作性と上肢負担の関係2010

    • 著者名/発表者名
      菅間敦
    • 雑誌名

      人間工学 Vol.46(1)

      ページ: 37-43

    • 査読あり
  • [学会発表] 上肢を挙上したねじ締め作業が筋骨格系負担に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      菅間敦
    • 学会等名
      日本人間工学会第39回関東支部大会
    • 発表場所
      武蔵野大学(東京都)
    • 年月日
      2009-12-05
  • [学会発表] 引き出し操作時の上肢負担評価2009

    • 著者名/発表者名
      菅間敦
    • 学会等名
      第8回情報科学技術フォーラム
    • 発表場所
      東北工業大学(宮城県)
    • 年月日
      2009-09-04

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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