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2011 年度 実績報告書

環境を考慮したサプライチェーンネットワーク問題の実用的モデルと解法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21510155
研究機関流通経済大学

研究代表者

片山 直登  流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (20194780)

研究分担者 百合本 茂  流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (90129015)
キーワードロジスティクス / ネットワーク設計 / 最適化モデル
研究概要

(1)切除平面法を用いた容量制約をもつネットワーク設計問題に対する新解法の開発
容量スケーリング法,局所分枝法および切除平面法を組合せた新解法を開発した.従来の列生成法と行生成法を用いた解法の場合,容量スケーリングにおいて最適なパスフロー変数が生成されているとは限らないため,最適解と離れた収束解を生成する場合がある,しかし,強制制約式などの強い制約式は数が多いため,直接解くと膨大な計算量が必要となる,そこで,アークフロー変数を用い,強い制約式については逐次生成する切除平面法を開発した.この解法により,列生成法と行生成法に比べて解法の計算時間は必要とするものの,新たな最適解を算出することが可能となった.容量制約をもつネットワーク設計問題のためのベンチマーク問題に対して新解法を適用し,2007~2011年に報告された最新の研究と比較して,C問題では1問題以外で最良値を算出することができ,R問題でもすべての問題で最良値を算出することができた.
(2)サプライチェーン設計問題に対する新解法の開発
非線形費用と区分的線形費用をもつグローバルサプライチェーン設計問題,および統合的なグローバルサプライチェーン設計問題に対する新しいモデルを提案し,これらに対する近似解法の開発した,近似解法は,非線形費用をもつ問題では逐次近似と容量スケーリングを組み合せた解法,区分的線形費用をもつ問題では多重容量化と容量スケーリングを組み合せた解法,統合的では2段階モデルと分解法を用いた解法である.さらに,数値実験により,開発した解法の有効性を検討した,

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 容量制約をもつネットワーク設計問題の研究の調査と数値実験の比較2012

    • 著者名/発表者名
      片山直登
    • 雑誌名

      流通経済大学流通情報学部紀要

      巻: Vol.16, No.2 ページ: 1-36

  • [雑誌論文] アセットバランスを考慮した容量制約をもつネットワーク設計問題2012

    • 著者名/発表者名
      片山直登
    • 雑誌名

      流通経済大学流通情報学部紀要

      巻: Vol.17, No.1 ページ: 29-50

  • [雑誌論文] Combining Capacity Scaling and Local Branch Approaches for the Logistics Network Design Problem2011

    • 著者名/発表者名
      Naoto Katayama, Shigeru Yurimoto
    • 雑誌名

      Proceedings of International Conference on Production Research

      巻: Vol.21

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 在庫費用を考慮したロジスティクスネットワーク設計問題2011

    • 著者名/発表者名
      鄭世雄, 片山直登
    • 雑誌名

      日本ロジスティクスシステム学会誌

      巻: Vol.12, No.1 ページ: 5-12

    • 査読あり
  • [学会発表] 容量スケーリングと局所分枝を用いた容量制約をもつネットワーク設計問題の解法2011

    • 著者名/発表者名
      片山直登
    • 学会等名
      日本ロジスティクスシステム学会
    • 年月日
      20110000
  • [備考]

    • URL

      http://www.rku.ac.jp/~katayama/

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公開日: 2013-06-26  

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