本研究では退職時点までのファイナンシャル・プランニング(FP)と退職後のリタイアメント・プランニング(RP)の2つを対象にモデルの構築および分析を行った。枇々木(2008)のFPモデルを改善し、より柔軟な世帯の設定を実現化するモデルの構築を行い、分析を行った。さらに、計算時間の短縮が可能な2種類の集約モデルも構築した。これらの研究成果をもとに、Excelによるインターフェースとする分析ツールを開発した。一方、RPを行うために、主観的健康感により異なる生存率をパネルデータに基づき計算した。これらのパラメータも考慮したRPモデルを構築・実装し、分析を行った。
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