研究概要 |
研究成果の概要 (1)モデル構築のための各係数や物理量の検討 ・研究成果 針葉樹の抗力係数を測定するため,高さ50cm前後の苗木計5本(アカエゾマツ2本,ヨーロッパトウヒ3本)を用いて風洞実験をおこなった。実験は風洞設定風速を0~20m/sの範囲とし,4m/s毎に測定をおこなった。実験の結果,抗力係数には風速依存性があり,風速4m/sでは0.4~0.9,風速20m/sでは0.3~0.6の範囲にあり,全体的に風速の増加とともに減少する傾向が示された。 針葉樹(ヨーロッパトウヒ,林齢43年)のヤング係数を測定した結果,平均で5.3GPaであった。 (2)樹木根系による抵抗性および森林内気象の検討(H21~23) ・研究成果 針葉樹の根系による抵抗力を検討するため,立木の引倒試験を実施した。その結果,回転モーメントは,胸高直径の累乗に比例して大きくなることが示された。
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