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2011 年度 実績報告書

野生植物種子画像データベースの構築とインターネットへの公開

研究課題

研究課題/領域番号 21510241
研究機関岡山大学

研究代表者

榎本 敬  岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授 (50033254)

研究分担者 山下 純  岡山大学, 資源植物科学研究所, 助教 (20432627)
キーワード種子画像 / 野生植物 / 種子保存 / シードバンク / 雑草 / 帰化植物 / データベース
研究概要

平成23年度末までに225科5,935種33,579点の種子が収集でき、その内の212科4,293種18,211点の種子は-30℃で冷凍保存しているため,大部分が生存していると考えられる。この数値は日本における最大の野生植物種子のシードバンクである。証拠標本にあたるさく葉標本は263科6,702種69,232点保存できた。これらは外部からは閲覧できないデータベースである。
種子画像や植物体の画像は全体で1,427種完成し、1,167種の種子画像と1,159種の植物体画像をホームページhttp://www.rib.okayama-u.ac.jp/wild/index.sjis.htmlに公開した。昨年までは日本の雑草と帰化植物を別々のファイルに収めていたが、今回はこれを統合し、ホームページの操作によって帰化植物が抽出できるようになった。帰化植物は種子の形態から種名を検索できるようになり、和名や学名の入力によっても、種子画像や植物体画像が見られるようになった。科の和名を指定して絞り込む機能は科の学名ででも行え、英文のホームページから同様なことが行えるようになった。さらに、特定外来植物や要注意外来植物だけを絞り込む機能も付加した。
日本の農林種子学を開拓した近藤萬太郎先生収集の種子も当研究所に保存しており、それらを整理して,ホームページに公開することも年度内に行えた。広田伸七氏や浅野貞夫氏から多量の種子の寄贈を受けたため、日本の雑草のほぼ全種と帰化植物の大部分を含むデータベースが完成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 日本産カヤツリグサ属(カヤツリグサ科)の分類学的再検討2011

    • 著者名/発表者名
      吉野将史・山下純・園田昌司・榎本敬
    • 学会等名
      日本雑草学会第50回講演会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20110402-03
  • [学会発表] Achene micromorphology variarions of Carex sect. Rarae in Japan2011

    • 著者名/発表者名
      Oda, J., Yamashita, J. and Nagamasu, H.
    • 学会等名
      East Asian Botany : International Symposium 2011
    • 発表場所
      筑波
    • 年月日
      20110318-21
  • [学会発表] 外来雑草が増加し、在来雑草が絶滅危惧種に2011

    • 著者名/発表者名
      榎本敬
    • 学会等名
      日本雑草学会創立50周年記念(第26回)シンポジウム
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2011-09-04
  • [備考]

    • URL

      http://www.rib.okayama-u.ac.jp/wild/index.sjis.html

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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