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2011 年度 研究成果報告書

ドイツ観念論における神概念の展相と主観性概念の現代的意義の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21520003
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関東北大学

研究代表者

座小田 豊  東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20125579)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード哲学原論 / 各論
研究概要

神を至高のもの、「永遠の現在」として意識し、同時にその神をなお認識しえていないものとして捉ええたとき、意識それ自身が「人間理性」として生まれ、そこに自らの「理性」への、そして「神」への新たな哲学の問いが始まる。それは何よりも近代以降理性が、己れ自身に対する懐疑を決定的に必須のものと理解するからである。ここに「神」の問題が人間の主観性及び自由の問題と密接に連関していることが明瞭になる。神の理性的理解の可能性への問いが、人間理性の自由の可能性と結びつき、その可能性を開くのである。本研究はこうした連関をドイツ観念論における「良心」概念の分析と解釈を通して明らかにした。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2012 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 「媒語」としての精神の可能性について-シンポジウム「ヘーゲルにおける哲学知の展開」の総括2011

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 雑誌名

      『ヘーゲル哲学研究』(日本ヘーゲル学会)

      巻: 第17号 ページ: 61-65

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ヘーゲル哲学における神の思想2010

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 雑誌名

      『フィロソフィア・イワテ』(岩手哲学会)

      巻: 第42号 ページ: 37-50

  • [雑誌論文] 「神を認識する」とはどのようなことか-2009

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 雑誌名

      『シェリング年報』(日本シェリング協会)

      巻: 第17号 ページ: 26-37

    • 査読あり
  • [学会発表] ヘーゲル哲学における神の思想2010

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 学会等名
      第42回岩手哲学会大会における公開講演
    • 発表場所
      岩手大学にて
    • 年月日
      20100700
  • [学会発表] 神と人間の同一性と差異について2009

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 学会等名
      東北大学文学研究科公開講座第8期有備館講座における講演
    • 発表場所
      宮城県大崎市・スコーレハウス
    • 年月日
      20090900
  • [図書] 今を生きる-東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言第1巻人間として2012

    • 著者名/発表者名
      座小田豊、尾崎彰宏
    • 総ページ数
      157-185
    • 出版者
      東北大学出版会
  • [図書] 世界の感覚と生の気分2012

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 総ページ数
      66-85
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
  • [図書] 共感と感応2011

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 総ページ数
      77-103
    • 出版者
      東北大学出版会
  • [図書] コペルニクス的宇宙の生成第3巻2011

    • 著者名/発表者名
      座小田豊
    • 総ページ数
      319
    • 出版者
      法政大学出版局

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公開日: 2013-07-31  

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