研究概要 |
・昨年度に引き続き、問いの技法を応用したクリティカルシンキングについて、対話におけるレトリック(とくに修辞的問い)の効果、問いのトポス(アリストテレス『トピカ』、問いの構造(ハイデガー『存在と時間』)の考察を含めて研究した。成果は、大阪大学全学共通教育基礎セミナー「問いの技法」(荻原哲教授担当「クリティカルシンキングの技法」と共同で実施)へ還元した。 ・研究代表者は、チュラロンコン大学インターナショナルプログラムBBAコースの授業、Philosophy and Logicでクリティカルシンキングの教育を実践した。その成果については、有斐閣から刊行される共著書『批判的思考力とその育成』において公表される。 ・オランダから研究協力者(Dr.Peter Harteloh, Erasmus Institute for Philosophical Practice, Rotterdam)を招いて15日間の集中コース「Master Class on Philosophical Practice : Philosophy as a Way of Life」(2011年3月7日~11日,大阪大学大学教育実践センター・ステューデントコモンズ)を開催した。
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