研究課題
基盤研究(C)
本研究において、われわれは、「私が自己の生に気づいてあること」のもつ時間的構造についてさまざまに考察しつつ、ハイデガーの「現存在」概念の問題性をベルクソン的な「持続」概念との連関において解明することを試みた。その結果、ハイデガーのいう「実存の重荷性格」を「生の"外来"性」として新たに捉え返すことを通じて、生の時間的自己理解のうちに避けがたく萌すニヒリズムを超克するための思索を準備することができた。
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理想
巻: 第686号 ページ: 125-137