研究課題
基盤研究(C)
18世紀英国の哲学を情念に関する理論を中心に検討した。検討の結果、ヒュームの情念論が彼の哲学の基礎理論というだけでなく、情念を巡る当時の議論に理論的な基盤を与えるものであることが判明した。彼は直感的な確信のみを最終的な根拠として戦われてきた利己主義対道徳感情論者の議論のための理論的基盤を提供したといえるのである。そして、ヒュームの批判者であるリードは、このような論争の外部からヒュームを批判することで、この主題の持つ可能性を示したということができる。
すべて 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)
『アルケー』関西哲学会年報
巻: 20 ページ: 1-8
香川大学教育学部研究報告第一部
巻: 135 ページ: 59-72
巻: 133 ページ: 81-88