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2009 年度 実績報告書

超越論的哲学とパースペクティヴ主義についての批判的研究-近現代哲学の帰趨-

研究課題

研究課題/領域番号 21520019
研究機関九州大学

研究代表者

圓谷 裕二  九州大学, 人文科学研究院, 教授 (60227460)

キーワード基礎づけ主義 / パースペクティヴ主義 / フッサール / カント / 空間 / ライプニッツ / 多元主義 / 弁証法
研究概要

本研究の目的は、認識一般や経験一般に関してその究極的基礎づけを目指す広義の超越論的哲学ないし基礎づけ主義と、そのような基礎づけ主義を批判して認識や経験の多元性を主張するパースペクティヴ主義とを比較検討することによって、近現代哲学の今後の在り方を探求することである。
この目的のために、本年度は、カント哲学における基礎づけ主義の特徴を、彼の理論哲学のみならず実践哲学や美学芸術論のうちに探ろうと研究を進めた。さらには、フッサールーの現象学における前期、中期、後期の内容的変遷を辿ることによってフッサールにおいて基礎づけ主義がどのように変容しているのかを考察した。また、ライプニッツの単子論における多元主義と予定調和説の関係についての考察を深めた。
以上の研究内容を踏まえながら、基礎づけ主義とパースペクティヴ主義の両面をもちあわせているメルロ=ポンティの現象学に関して、特に彼の空間論に焦点を絞りながら、論文を執筆した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 空間の弁証法―生きることと科学の狭間―2009

    • 著者名/発表者名
      円谷裕二
    • 雑誌名

      『ARTing』(花書院、福岡 第2巻

      ページ: 92-103

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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