研究課題
基盤研究(C)
本研究では、デカルトの「心身二元論」の枠組みにおいては傍流の扱いを受けてきたメルロ=ポンティらの「行動」的身体研究、クラーゲスらの「情動」的身体研究など、非デカルト的身体論を体系的に掘り起こし、それらを「身体メディア」の概念の下で統一的に整理・解明した。また、その作業によって「身体」論を社会次元に開き、哲学が社会学やメディア論との連携・協働を図りながら、高度情報社会の存立構造を分析するための拠点を築いた。
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明治大学社会科学研究所 紀要
巻: 51(1) ページ: 263-275