• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 研究成果報告書

生命倫理学における安楽死・尊厳死論のキリスト教的基盤に関する歴史的社会的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21520038
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関立命館大学

研究代表者

大谷 いづみ  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (30454507)

研究期間 (年度) 2009 – 2012
キーワード安楽死 / 尊厳死 / フレッチャー / 自殺 / 武士道 / 棄老伝説 / 楢山節考 / 死生学
研究概要

本研究は、生命倫理学における安楽死・尊厳死論とキリスト教との関連性を歴史的・社会的に解析する企てである。その成果として、(1)生命倫理学黎明期のキリスト教神学者、J.フレッチャーの原著作の蒐集、(2)彼の"Dysthanasia","Anti-Dysthanasia"概念と日本の「尊厳死」言説との関係の解析、(3)安楽死・尊厳死運動において切腹や棄老伝説における「自死」が日本人の美徳としてキリスト教と対置されていること、(4)臓器提供を「自己犠牲」として期待する語りの構造を明らかにした。

  • 研究成果

    (27件)

すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (13件) 図書 (7件)

  • [雑誌論文] 図書紹介:立岩真也・有馬斉編『生死の語り行いI-尊厳死法・抵抗・生命倫理学』2013

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 雑誌名

      リハビリテーション

      巻: 554号 ページ: 32-33

  • [雑誌論文] 「理性的自殺」がとりこぼすもの-続・「死を掛け金に求められる承認」という隘路2013

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: 41巻7号 ページ: 162-177

  • [雑誌論文] 犠牲を期待される者-「死を掛け金に求められる承認」という隘路」2012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: 40巻7号 ページ: 198-209

  • [雑誌論文] 生活のなかの死:地域社会での看取りを考える2011

    • 著者名/発表者名
      竹之内裕文・大谷いづみ
    • 雑誌名

      医学哲学医学倫理

      巻: 29巻 ページ: 77-78

  • [雑誌論文] いのちの教育: 臓器提供を「訓育」する装置?-カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を「豚のPちゃん」の教育実践とともに読み解く2011

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 雑誌名

      立命館産業社会論集

      巻: 47巻1号 ページ: 237-258

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 'Good Manner of Dying' as a Normative Concept: 'Autocide,' 'Granny Damping,' and Discussions on Euthanasia / Death with Dignity in Japan2010

    • 著者名/発表者名
      OTANI, Izumi
    • 雑誌名

      International Journal of Japanese Sociology

      巻: No.19(1) ページ: 49-63

  • [雑誌論文] 「尊厳ある死」を望むこと2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 雑誌名

      福音と世界

      巻: 5月号 ページ: 44-45

  • [学会発表] 「自分らしく、人間らしく」死にたい?2013

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      修学院フォーラム「高齢を生きる--認知症・胃ろう・尊厳死を見据えて」
    • 発表場所
      関西セミナーハウス(京都府)
    • 年月日
      2013-01-19
  • [学会発表] 問いをはぐくむ2012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      日本教育新聞社教育セミナー「今、求められるいのちの教育
    • 発表場所
      たかつガーデン(大阪府)
    • 年月日
      2012-12-01
  • [学会発表] 生命倫理教育の再考2012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ・香川千晶
    • 学会等名
      第24回日本生命倫理学会年次大会大会企画シンポジウムオーガナイズ
    • 発表場所
      立命館大学(京都府)
    • 年月日
      2012-10-27
  • [学会発表] 生・老・病・死の言説構造と生命倫理教育/死生観教育2012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      第24回日本生命倫理学会年次大会大会企画シンポジウム「生命倫理教育の再考
    • 発表場所
      立命館大学(京都府)
    • 年月日
      2012-10-27
  • [学会発表] 生命倫理(学)と生存学のやっかいな関係について--たいていは是非論の単純な問題「解決」には終わら/終えられないver.22012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      生存学セミナー
    • 発表場所
      京都キャンパスプラザ(京都府)
    • 年月日
      2012-08-22
  • [学会発表] 「自分らしい死」を支えるということ--「わたし・たち」の仕事と死生観2011

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      摂津いやし園職員研修講座
    • 発表場所
      摂津いやし園(大阪府)
    • 年月日
      2011-12-08
  • [学会発表] たいていは是非論の単純な問題「解決」には終わら/終えられない--「いのち」を語ること/教えること2011

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      生存学セミナー
    • 発表場所
      京都キャンパスプラザ(京都府)
    • 年月日
      2011-09-14
  • [学会発表] 日本における「生命倫理の成立」再考--オーラル・ヒストリー調査の結果から2010

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      第22回日本生命倫理学会研究大会シンポジウムオーガナイズ
    • 発表場所
      藤田保健衛生大学(愛知県)
    • 年月日
      2010-11-20
  • [学会発表] 生活のなかの死:地域社会での看取りを考える2010

    • 著者名/発表者名
      竹之内裕文・大谷いづみ
    • 学会等名
      日本医学哲学・倫理学会シンポジウム
    • 発表場所
      岩手医科大学(岩手県)
    • 年月日
      2010-10-16
  • [学会発表] 生命倫理教育の再構築2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      第21回日本生命倫理学会研究大会シンポジウムオーガナイズ
    • 発表場所
      東洋英和女学院大学横浜校地(神奈川県)
    • 年月日
      2009-11-15
  • [学会発表] J.フレッチャーとバイオエシックスの交錯--フレッチャーのanti-dysthanasia概念2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      第21回日本生命倫理学会研究大会シンポジウム「生命倫理の歴史的現在--メタバイオエシックスの視点から」
    • 発表場所
      東洋英和女学院大学横浜校地(神奈川県)
    • 年月日
      2009-11-15
  • [学会発表] パッケージ化する「よき死」の作法2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      シンポジウム「死生学×生存学・対話1」第二部「死生を学ぶ?
    • 発表場所
      東京大学・本郷キャンパス医学部鉄門記念講堂(東京都)
    • 年月日
      2009-09-06
  • [学会発表] 高校「倫理」の教育内容と教科書編集に関わる諸問題?--「いま」「ここ」で「知を愛すること/善く生きること」を問う営み2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 学会等名
      日本哲学会第68回大会ワークショップ「高等学校「哲学・倫理」の現状と課題」
    • 発表場所
      慶応義塾大学三田キャンパス(東京都)
    • 年月日
      2009-05-17
  • [図書] 第6章 患者および一般市民のための生命倫理教育--パッケージ化された「生と死の物語」の構造を読み解く」伴信太郎・藤野昭宏責任編集『医療倫理教育』(シリーズ生命倫理学・第19巻)2012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      255
    • 出版者
      丸善
  • [図書] 生命倫理・環境倫理2012

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      435
    • 出版者
      日本社会科教育学会編『新版 社会科教育事典』、ぎょうせい
  • [図書] 「自分らしく、人間らしく」死にたい?--安楽死・尊厳死」「あとがき」、玉井真理子・大谷いづみ編2011

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      321
    • 出版者
      『はじめて出会う生命倫理』、有斐閣
  • [図書] 「尊厳死」思想の淵源--J.フレッチャーのanti-dysthanasia概念とバイオエシックスの交錯」小松美彦・香川知晶編『メタバイオエシックスの構築へ--生命倫理を問いなおす』2010

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      275
    • 出版者
      NTT出版
  • [図書] 「先哲の基本的な考え方の学習」「「科学技術と倫理」の学習」公民教育学会編『公民教育事典』2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      第一学習社
  • [図書] 「死の教育」「尊厳死」、望月昭・中村正・サトウタツヤ編『「対人援助学」キーワード集』2009

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      247
    • 出版者
      晃洋書房
  • [図書] 「尊厳死」高橋惠子ほか編『発達科学入門3 青年期~後期高齢期』

    • 著者名/発表者名
      大谷いづみ
    • 総ページ数
      291
    • 出版者
      東京大学出版会

URL: 

公開日: 2014-08-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi