タイ国ワット・ラジャシッダラム寺院所蔵のパンニャーサ・ジャータカ写本の分析を行い、そのうちの3話について写本に基づいてテキストを作成し、和訳を行った。内容面についての研究成果は2011年6月に開かれた国際佛教学会で発表した。また、同寺院の仏伝を描いた壁画とタイの蔵外仏伝文学作品『パタマサンボーディ』を主たる比較資料として、オックスフォード大学ボードリアン図書館所蔵の装飾仏教写本の挿絵(仏伝部分)について研究した。この成果については同図書館より2013年春に同図書館より刊行される予定の書籍によって公表される。上のパンニャーサ・ジャータカのテキスト研究を含むそれ以外の研究成果は、研究成果報告冊子にまとめた。
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