研究課題
基盤研究(C)
本研究では、まず18世紀のフランス語文化圏に感覚論哲学が生まれた背景を探り、感覚論哲学と親和的な性格を持った匿名の著作である『世界形成論』についての研究をまとめた。感覚論哲学それ自体の研究としては、コンディヤックが人間の精神活動の極めて動的な理解に到達していたことを示した。また、コンディヤックについて、人間知性の発展の道筋がどう考えられたかを検討し、そこで記号が果たす役割についての考察を跡づけた。さらにコンディヤックとボネの比較研究にも着手した。
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名古屋大学大学院国際言語文化研究科
巻: 33巻第2号 ページ: 3-26