研究課題
基盤研究(C)
文化の構造は、人から人へと世代を超えて伝えられる。伝わってくる文化に対してどのような態度を取るかは、それぞれの世代の自覚的な責任において決定される。しかしながら、文化が人間に与える心情的効果は決して一義的ではないがゆえに、文化は人を迷わせ苦しめる。本研究では、この苦悩が、言語活動の実践に内在する決定不能性や多義性という構造的な要因に由来するという作業仮説を立て、精神病理、民俗、芸術の各分野を調査した。その結果、この不可避な決定不能性を受容しかつ変容させるために、特異的な精神の諸活動が機能していることを把捉することができた。
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