研究課題
基盤研究(C)
16 世紀後期イタリアで自画像を多数制作し、人文主義的な教養と才能に満ちた類稀な貴族女性として同時代に名声を馳せたソフォニズバ・アングィッソーラの作品群に関し、そこに同時代のジェンダーあるいは女性概念のほか、古代の女性画家マルキアや、ローマの沈黙の女神ララをめぐる言説が投影されていたこと、女性画家の自画像そのものが「沈黙の芸術」としての〈絵画芸術〉の寓意人物像とみなされえたことを明らかにした。
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表象、表象文化論学会誌
巻: 07巻 ページ: 230-247