研究課題
基盤研究(C)
本研究では、奇跡により特別の崇敬を集めたキリスト教聖像に着目し、ルネサンス文化における像の地位や機能について考察した。具体的には、トスカーナ地方で流行した聖母像崇敬の地理的変遷と像の地位をめぐる論理の分析、奇跡像の修復と複製についての調査、そして奇跡像崇敬を促進した人々の社会層や心性をめぐる考察という三つのケース・スタディにより、芸術的価値に終始しないイメージのあり方を理解する視座を得るとともに、歴史人類学的アプローチの可能性を示すことができた。
すべて 2012 2011 2009 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
西洋美術研究
巻: No.16 ページ: 176-189
服飾文化共同研究最終報告2010(電子版)
ページ: 27-52
博士学位論文(京都大学、人間環境学)
美術フォーラム21
巻: Vol.20 ページ: 101-108