研究課題
基盤研究(C)
本研究では、銅板上に油絵具を用いて絵画を描く「銅板油彩画」の誕生と黎明期の展開について、現存する画像作品および文字資料に基づいて、詳細かつ包括的な考察を行った。その結果、「銅板油彩画」は1530年代のイタリアにおいて「諸芸術の優劣論」および「北方絵画愛好」という二つの異なる文化的文脈において個別的に誕生し、「銅」という素材のもつ永遠性に着目した政治的寓意画の制作などの新奇な試みを経て、やがて、16世紀末には、ジャンルを問わず細密描写を得意とする画家が名声を得るための一つの手段として定着していったことが明らかとなった。
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絵画と私的世界の表象
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京都美学美術史学
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初期ネーデルラント美術にみる個と宇宙
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言語文化
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平成19年度~平成22年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書「模倣の意味と機能-写す・抜き出す・変容させる」(研究代表者・京都大学文学研究科・教授・根立研介)
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巻: 9巻 ページ: 1-34
「京都大学GCOE国際共同研究」研究成果報告
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