研究課題/領域番号 |
21520125
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
井口 壽乃 埼玉大学, 教養学部, 教授 (00305814)
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研究分担者 |
伊原 久裕 九州大学, 芸術工学研究科, 准教授 (20193633)
西村 美香 明星大学, 造形芸術学部, 准教授 (60352928)
山本 政幸 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (80304145)
菅 靖子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (20312910)
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キーワード | モダニズム / 冷戦 / 越境 / 展示デザイン / 情報デザイン / 複製メディア / グラフィックデザイン / プロパガンダ |
研究概要 |
1.調査研究の実施 (1)ヘルバルト・バイヤーの米国移住後の活動に関する調査を、デンバー美術館のバイヤー・アーカイブにて行った(コロラド)。(2)モホイ=ナジの作品に関して、ハーバード大学付属ブッシュライジンガー美術館(ボストン)およびアンタル・ルスティク・フォー・エデュケーション(ニューヨーク)にて行った。(3)1960年「世界デザイン会議」に関する調査を、東北芸術工科大学図書館・浅田孝文庫にて実施し、戦後日本のデザイン界と欧米のデザイン界との交流について分析した。(4)多摩美術大学および竹尾株式会社所蔵のポスターに関する調査を行った。(山本) 2.研究成果の発表は、国内では井口壽乃が第57回日本デザイン学会研究発表大会にて口頭発表した。グループ全体の研究成果の公表として、山本政幸(多摩美術大学)が中心となり、「20世紀のポスター[タイポグラフィ]-デザインのちから・文字のちから」展(2011年1月、東京都庭園美術館)の企画に協力し、研究グループの分担者全員がカタログに論文を発表した。 国外では、井口が第7回国際デザイン史・デザイン研究会議(2010年9月、ICDH,ブリュッセル・ベルギー)で、戦後の日本デザイン界におけるデザイン批評の問題について報告した。さらに1960年代の日本デザインと米国との関係について、国際日本美術・ジャポニズム会議(2010年10月、マンガ美術館、クラクフ・ポーランド)にて、招待講演を行った。
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