研究概要 |
・アクション動作測定システムの改良 従来の加速度計を用いる方法に加え、高速度カメラで捉えたアクションの動きをサンプリングし、アクションの各パーツの動きを追尾するシステムを完成した。 ・アクションの動力学モデルの計算機上での構築 アクションの動作の計算機シミュレーションを行った。単純化した部品について、理論式と計算機シミュレーションが一致することを確認した。まだアクションの具体的な形状をシミュレーションに取り入れることはできていないが、基礎的な計算機実験は終了し、一定の成果を得た。これにより,アクションの動作をある程度定量的に記述可能となった。 ・歴史的アクションの調査 楽器学資料館で所蔵している歴史的ピアノのアクションの調査を行った。文献調査と実際の楽器の調査結果から、日本音響学会研究発表会において2回招待講演を行った。 ・主観実験の予備調査 演奏家の考える「良いタッチ」について、予備調査を行った。
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