研究課題/領域番号 |
21520184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
河添 房江 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80187616)
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連携研究者 |
高橋 忠彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40126107)
黒石 陽子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40247268)
湯浅 佳子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00282781)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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キーワード | 国文学 / 歴史学 / 美術史 / 唐物 / 文化史 |
研究概要 |
日本文化が唐物を受容した歴史を古代から近世までたどることで、嵯峨朝までの唐中心の文化から、仁明天皇を結節点として、和漢を並立する文化に移行する様相を具体的に見ていくことができた。さらに和漢並立の時代から、唐物を媒介として、和漢をいっそう融和させた文化の創造を平安後期から室町時代まで辿った。その極北に村田珠光のいうところの「和漢のさかいをまぎらかす」境地があることを確かめた。また室町幕府の東山御物の唐物中心から、秀吉の多国籍な御物への転換、南蛮趣味や近世における唐蘭物の受容へと変遷することを確認した。
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