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2011 年度 研究成果報告書

「南太平洋」という物語言説の変容と変奏

研究課題

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研究課題/領域番号 21520250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関大阪大学

研究代表者

服部 典之  大阪大学, 文学研究科, 教授 (50172937)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワードガリヴァー旅行記 / 旅行文学 / 南太平洋
研究概要

南太平洋を舞台とした英文学作品を、18世紀から現在に至るまで通時的に検証することによって、南太平洋という「場所」が英文学において持つ独特な意義を解明した。ユートピア幻想にいざなう憧憬の場である南太平洋(または19世紀までの用語では「南海」)は、イギリスという国家にとって植民の対象でもあった。さらに太平洋戦争が顕著に示すように、数多くの島々が点在する太平洋は、常に国家間の抗争を惹起する地であった。本研究は、英文学における「南太平洋」の意味の変容と変奏を明らかにすると共に、豊かな物語を生む幻想の地が、なぜ諸国家の抗争の誘因になったかという文化的理由を検証した。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] レミュエル・ガリヴァーの悲惨と希望2010

    • 著者名/発表者名
      服部典之
    • 雑誌名

      名古屋大学英文学会

      巻: 『IVY』42巻 ページ: 67-90

    • 査読あり
  • [学会発表] <言い返す女>テレジア・コンスタンシア・フィリップスの法と誠2011

    • 著者名/発表者名
      服部典之
    • 学会等名
      日本英文学会関西支部第五回大会招待発表
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2011-12-18
  • [学会発表] 涙と冒険のカリブ-西インド諸島と18世紀英文学の諸相2011

    • 著者名/発表者名
      服部典之
    • 学会等名
      日本ジョンソン協会第44回大会
    • 発表場所
      小倉リーセントホテル
    • 年月日
      2011-05-23
  • [学会発表] アビシニアン・ジョンソン2010

    • 著者名/発表者名
      服部典之
    • 学会等名
      ジョンソン協会関東支部・十八世紀英文学研究会第15回例会
    • 発表場所
      専修大学神田キャンパス
    • 年月日
      2010-05-15
  • [図書] 話法と意識の流れ,名作味読セミナー-スウィフト『ガリヴァー旅行記,西洋文学-理解と鑑賞2011

    • 著者名/発表者名
      服部典之, ほか共著
    • 総ページ数
      67-79, 204-216
    • 出版者
      大阪大学出版局
  • [図書] スコットランドとブリテンの狭間で-スモレットにおける正統と周縁,スコットランド文学-その流れと本質2011

    • 著者名/発表者名
      服部典之, ほか共著
    • 総ページ数
      114-113
    • 出版者
      開文社
  • [図書] 南方へ" Keep still on SOUTHING"-物語空間としての「南海」の発見-,十八世紀イギリス文学研究-交渉する文化と言語2010

    • 著者名/発表者名
      服部典之, ほか共著
    • 総ページ数
      2-18
    • 出版者
      開拓社
  • [図書] 旅立ちのかたち-イギリスと日本-2010

    • 著者名/発表者名
      服部典之(編), ほか共著
    • 総ページ数
      197
  • [図書] 介護されるヒーロー-憂い顔の「スロー・マン」、英米文学の可能性2010

    • 著者名/発表者名
      服部典之, ほか共著
    • 総ページ数
      603-614
    • 出版者
      英宝社
  • [図書] 南太平洋周航物語-スティーヴンソンの周遊するボトル,イギリス小説の愉しみ2009

    • 著者名/発表者名
      服部典之, ほか共著
    • 総ページ数
      221-239
    • 出版者
      音羽書房鶴見書店

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公開日: 2013-07-31  

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