研究概要 |
[基礎資料の収集] 1.バングラディシュのダッカにて分離独立文学テクストを収集し、この課題に関する先駆的研究成 ,.果を持つダツカ大学のNiazZaman教授とB. Choudhori教授と意見交換した。 2. 分離独立文学の選集の編者であるジャキミヲミライスラム大学教授のAllok Bhalla氏と代表的独立文学小説の著者であるMukhel Kesavan氏と意見交換をした。 3.インド英語文学研究の一第一人者であるMalashri Lalデリー大学教授と共同研究に関する打ち合わせを、また代表的英語文学小説の著者であるAruna Chakrabortyを交えて意見交換をした。 4.ジャイプール文学祭のこの課題に関するセッションに参加し、ジェジダーの視点からの分離独立歴史研究の先駆的研究成果をもつUruvashi Butaria氏をはじめとする研究者や作家と意見交換をした。 5.インドの放送大学(IGNOU)のNilima氏とインドにおける女性の現状について意見交換をした。また、放送大学での講演依頼について打ち合わせを行った。 <分析と考察> 1.分離独立文学テクストを中心に反復されるテーマである個人の物語と国家の歴史について扱う代表的小説であるThe Shadow Linesを分析し国際学会で発表した。 2.分離独立に関する最新の歴史研究書を検討し、従来の見解がどのように修正されたか、争点は何かを確認し、それらが文学テクストにどのような影響を与えているかをA Twist in Destinyを中心に分析し論文としてまとめた。 3.分離独立文学についての研究史の整理を行い、インド英語文学研究書として出版を予定している著書の序章としてまとめた。 4.網羅的に収集してきた分離独立文学テクストをMidnight's Children以前と以降に分類し、前半の小説群について分析し論文としてまとめた。
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