研究課題
基盤研究(C)
英国ヴィクトリア朝児童文学は日本の明治・大正期の児童文学の発展に影響を与えた。児童文学運動の一端を担った女性作家たちのおかれた文学的・社会的情況には、英国と日本とで共通する面がみられる。すなわち、雑誌に投稿を繰り返しながら作家としての自立を目指した女性たちの、アイデンティティの確立と、それにともなう内的葛藤の問題である。本研究では、女性作家の系譜に焦点をおいた比較文学・文化の観点から、当時の家父長制社会で挑戦を続ける女性作家たちの生き方を読み解いた。
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英文学論集
巻: 第50号 ページ: 41-71
天理大学学報
巻: 第62号 ページ: 1-31