1.研究会の開催 鈴木正美は2010年3月26-27日、モスクワにおいて、研究協力者のスホーチン、レートフと共に研究内容・研究成果について会議を行った。また、本研究課題の最終成果として、2011年12月に新潟と東京で国際シンポジウムを開催し、スホーチン、レートフも参加することで合意を得た。非公式芸術に関する国際ンシンポジウムは前年度までの基盤研究(C)「20世紀後半のロシア・中欧における非公式芸術の総合的研究」(研究代表者:鈴木正美)において2008年に開催されただけあり、今回も意義深いものになるだろう。 2.海外における現地調査 鈴木正美は2010年3月25日~30日、モスクワのヴィンザヴォート、ズヴェーレフ現代芸術センター等の他、複数の美術館、ギャラリーで非公式芸術に関する展覧会を実見し、資料収集を行った。また数名の非公式芸術家に聞き取り調査を行った。さらに文化センター「ドム」において前衛音楽関係者にも聞き取り調査を行い、あわせて貴重な音源資料の提供を受けた。また同行した研究協力者の岡島豊樹もジャズ文化関係の貴重な資料を大量に入手した。 3.研究成果の公開 鈴木正美は当該テーマに関わる1本の論文と1冊の著書(共著)、連携研究者の梅津紀雄は2本の論文を発表した。また、研究成果は研究代表者のホームページにおいて適宜公開している。
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