• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

ソ連非公式芸術とジャズ文化――創造の場とネットワーク形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520317
研究機関新潟大学

研究代表者

鈴木 正美  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (10326621)

キーワード外国文学 / 芸術諸学 / 比較文学 / 芸術史 / 非公式芸術 / ロシア / 前衛音楽 / 現代詩
研究概要

1.研究会の開催
鈴木正美は研究協力者の岡島豊樹と共にサウンド・イメージ研究所において、研究会「ポスト・クリョーヒン・スタディーズ」を2011年12月11日、2012年3月10日の計2回開催した。さらに、2012年3月16日-21日のモスクワ滞在中に、研究協力者のスホーチン、レートフと共に研究内容・研究成果について会議を行った。また、本研究課題の最終成果として、2011年12月3日、新潟大学で国際シンポジウムを開催し、連携研究者の梅津紀雄、研究協力者のレートフ、岡島豊樹、木村英明が研究報告を行った。2010年-2012年に行った研究会、シンポジウムでの報告は、2012年夏に研究報告集としてまとめ、またWebサイトにも掲載する予定である。「ソ連非公式芸術とジャズ文化」に関する研究報告集はこれまでにないものであり、意義深い内容になることが期待される。
2.海外における現地調査
鈴木正美は2012年3月16日-21日モスクワに滞在し、文化センター「ドム」の創設者ニコライ・ドミートリエフの未亡人リュドミーラ・ドミートリエヴァに会い、聞き取り調査を行った他、ドミートリエフ関係の資料を大量に頂戴した。さらに、この間にモスクワのヴィンザヴォート・センター、トレチャコフ美術館新館等の他、複数の美術館、ギャラリーで非公式芸術に関する展覧会を実見し、資料収集を行った。また非公式芸術家の一人であったイリーナ・ザトゥロフスカヤに会い、聞き取り調査を行い、あわせて貴重な資料の提供を受けた。こうして日本では入手困難な貴重な資料を多数入手できたことは、今後の研究にとってたいへん有益である。
3.研究成果の公開
鈴木正美は当該テーマに関わる3本の論文と1冊の著書(共著)、連携研究者の梅津紀雄は1本の論文と1冊の著書を発表した。また、研究成果は研究代表者のWebサイトにおいて順次公開している。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 1930年代のアレクサンドロフ監督のミュージカル映画における「声」-スターリン体制下のジャズと大衆音楽(2)-2012

    • 著者名/発表者名
      鈴木正美
    • 雑誌名

      人文科学研究

      巻: 第130輯 ページ: 59-76

  • [雑誌論文] ヴォルガの視覚表象-絵はがきと風景写真、映画『ヴォルガ、ヴォルガ』から現代アートへ-2012

    • 著者名/発表者名
      鈴木正美
    • 雑誌名

      スラブ・ユーラシア研究報告集4「文化空間としてのヴォルガ」(北海道大学スラブ研究センター)

      ページ: 139-155

  • [雑誌論文] ストラヴィンスキーと冷戦彼のバレエ音楽はいかに自律したか2011

    • 著者名/発表者名
      梅津紀雄
    • 雑誌名

      シンフォニー

      巻: 12月号 ページ: 16-18

  • [雑誌論文] 現代ロシア詩遠望2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木正美
    • 雑誌名

      ユーラシア研究

      巻: No.44 ページ: 44-49

  • [図書] ロシア文化の方舟-ソ連崩壊から二〇年2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木正美(共著。野中進編)
    • 総ページ数
      担当187-194(408)
    • 出版者
      東洋書店
  • [図書] チャイコフスキー組曲「眠れる森の美女」ピアノ・ソロ版&連弾版(「解説」)2011

    • 著者名/発表者名
      梅津紀雄
    • 総ページ数
      104
    • 出版者
      プリズム
  • [備考]

    • URL

      http://www.human.niigata-u,ac.jp/~masami/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi