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2011 年度 研究成果報告書

カリマコス-ヘレニズム文学の様相とその意義

研究課題

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研究課題/領域番号 21520319
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学(英文学を除く)
研究機関金沢大学

研究代表者

安村 典子  金沢大学, 人間科学系, 客員教授 (20293376)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワードカリマコス / 讃歌集 / 起源物語 / テオクリトス / ヘレニズム文学 / ギリシア文学
研究概要

本研究は、ヘレニズム文学の至宝、カリマコスの諸作品を研究し、(1)カリマコス詩歌の文学的意義を考察すること、(2)カリマコスを中心とするヘレニズム文学の特質について考察すること、(3)カリマコス並びにヘレニズム文学が後代に与えた意義を究明すること、主としてこの三点に焦点をあてて考察した。
カリマコスの作品は、神々への『讃歌集』6編と『起源物語』、それに風刺詩の断片が残るのみである。いずれの作品もいまだ日本語に翻訳されておらず、その研究もほとんど行われてこなかった。本研究では、これらの作品を初めて日本語に翻訳し、それらが緻密で文学技巧を駆使した薫り高い文学であることを研究した。これにより、古典文学に関心を抱く人々にカリマコス文学の全容を提示するものである。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2012 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] テオクリトス『牧歌』とその先駆者たち2012

    • 著者名/発表者名
      安村典子
    • 雑誌名

      ぺディラヴィウム研究別冊

  • [雑誌論文] アイギス-ゼウスとアテーナーをめぐって2010

    • 著者名/発表者名
      安村典子
    • 雑誌名

      西洋古典論集(京都大学西洋古典研究室)

      巻: 22巻 ページ: 22-37

  • [学会発表] 父と子の問題-『イーリアス』におけるペーレウスとアキレウス2010

    • 著者名/発表者名
      安村典子
    • 学会等名
      国際高等研究所・研究会「近代精神と古典解釈」
    • 発表場所
      けいはんな国際高等研究所(京都府)
    • 年月日
      2010-11-26
  • [図書] Challenges to the Powerof Zeus in Early Greek Poetry2011

    • 著者名/発表者名
      Noriko Yasumura
    • 総ページ数
      223
    • 出版者
      Bristol Classical Press
  • [図書] ギリシア喜劇全集2011

    • 著者名/発表者名
      安村典子
    • 総ページ数
      191-281
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] ギリシア喜劇全集2009

    • 著者名/発表者名
      安村典子
    • 総ページ数
      90-190
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] オデュッセウスの自伝的物語-『オデュセイア』の虚と実の間『近代精神と古典解釈』

    • 著者名/発表者名
      安村典子
    • 総ページ数
      191-211
    • 出版者
      国際高等研究所

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公開日: 2013-07-31  

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