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2011 年度 研究成果報告書

保守革命の教養理念-「探求者」の精神史的系譜を求めて

研究課題

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研究課題/領域番号 21520324
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学(英文学を除く)
研究機関京都大学

研究代表者

大川 勇  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (10194086)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード独文学
研究概要

保守革命の思想家たちの世界観は、ゲーテ以降の伝統的なドイツ教養理念に深く根ざしている。シュペングラーは「無限」への意志、「超越」への意志を西洋文化の特質と見なし、それを「ファウスト的」と呼ぶことによって、ゲーテの「ファウスト」とニーチェの「探求者」を結び合わせた。エルンスト・ユンガーの理想とした「戦士」にも、フマニテートの血が流れている。トーマス・マンもまたドイツ的市民性の根底に、カントに遡る「倫理」を見出した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] シュペングラーにおける「ファウスト的」なるもの2011

    • 著者名/発表者名
      大川勇
    • 雑誌名

      ドイツ文学研究

      巻: 56号 ページ: 1-20

  • [雑誌論文] 終わりなき省察の行方-ローベルト・ムージルの小説2011

    • 著者名/発表者名
      大川勇、北島玲子
    • 雑誌名

      オーストリア文学

      巻: 27号 ページ: 56-58

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ドイツ的教養について2010

    • 著者名/発表者名
      大川勇
    • 雑誌名

      京都大学総合人間学部広報

      巻: 47号 ページ: 6-7

  • [雑誌論文] 『西洋の没落』を読む2010

    • 著者名/発表者名
      大川勇
    • 雑誌名

      ラテルネ

      巻: 103号 ページ: 3-5

  • [図書] 『群衆と権力』の射程-エリアス・カネッティ再読2009

    • 著者名/発表者名
      宍戸節太郎、須藤温子、黒田晴之、古屋晋一、北島玲子、大川勇
    • 総ページ数
      92
    • 出版者
      日本独文学会叢書
  • [備考]

    • URL

      http://www.z.k.kyoto-u.ac.jp/lang_german.html

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公開日: 2013-07-31  

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