本研究は、現代思想の重要な概念である「ハビトゥス」が、歴史的にどのように形成されてきたかを明らかにし、その現代的な意味を問うことを目的にしている。この目的のために取り扱った作家は、アリストテレス、プルタルコス、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、マイスター・エックハルト、ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク、ハルトマン・フォン・アウエ、トマージン・ツィルクラリア、ハンス・ザックス、カント、ルソー、メーヌ・ド・ビラン、デステュット・ド・トラシ、ビシャ、ラヴェッソン、ベルクソン、ノルベルト・エリアス、ブルデュー、和辻哲郎である。
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