研究概要 |
1)昨年に引き続いてLandesarchiv Berlinにおいて"Magistrat der Stadt Berlin,Abteilung fur Volksbildung"の資料に基づいて調査した。それに基づいて戦後ベルリンの劇場地図を1960年代まで完成させた。 2)ベルリンのArchiv der Akademie der Kunsteにおいて、戦後のBrecht及びHeiner MuUnerの活動を再構成するための資料調査を行った。 3)戦後の日本における、国立劇場の構想の政治的・社会的背景に関する資料収集を行い、その成果を明治大学・ウィーン大学第9回共同シンポジウムにおいて発表した。 4)東ドイツの演劇界と日本のゲルマニストの関わりに関する資料調査を開始した。ベルリン側に資料が残っている可能性が高く、外務関連の古文書等の調査を開始した。 5)Siegen大学教授Helmut Schanzeと面談し、戦後ベルリンの劇場史分析の方法論的可能性について議論し、ナチ期の劇場政策についても視野に含めるべきとの助言を得て、これに関する関連資料を収集した。
|