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2012 年度 実績報告書

『失われた時を求めて』と同時代の小説群研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520356
研究機関帝塚山学院大学

研究代表者

禹 朋子  帝塚山学院大学, リベラルアーツ学部, 教授 (30309364)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワードフランス文学 / プルースト
研究概要

関連資料の調査を続行する一方,入手済み資料と書誌データ管理の改善を行った。
資料調査の一部はフランスにて行った。専門書や研究論文とは異なり,1910年から30年代の批評記事,しかも現在ではあまり読まれないプルーストの同時代人に関する記事を発見することは,かなり困難な作業である。しかし現地調査の結果,当時プルーストと関連づけられることの多かったジョージ・メレディス,あるいは文芸批評家としてプルースト作品の批評も行った作家兼文芸批評家,ガストン・ド・パブロフスキーなどに関する記事を特定し,当時の彼らの位置づけを知ることができた。
入手済み資料を整理し,その利便性を高めることは本年度の課題の一つであった。これまでに蓄積した資料の書誌データ管理,出力方法を改善するため,昨年度打ち合わせを行った業者にデータ変換・出力プログラムの作成を依頼し,修正作業を経て実用に耐えるものを完成させた。EndNote等,他の市販ソフトウェアで作成したデータをXML形式に変換したのち,このプログラムで処理することによって,こちらが指定した記述形式で出力することが可能になった。個々のデータの記述だけでなく,このプログラムによって,ファイルに含まれる資料全体の著者別,雑誌名別インデックスを作成することもできる。出版の際などにも極めて有用な機能である。
2012年11月にはパリ大3大学プルースト研究所主催の研究会にて研究成果の一部を口頭発表した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 第一次大戦後のプルースト受容ー『花咲く乙女たちの陰に』とゴンクール賞の余波ー2012

    • 著者名/発表者名
      禹朋子
    • 雑誌名

      ステラ

      巻: 31 ページ: 115-139

    • 査読あり
  • [学会発表] La reception d'A la recherche du temps perdu en France de 1913 a 1954

    • 著者名/発表者名
      Tomoko WOO
    • 学会等名
      Le Centre de Recherches Proustiennes de la Sorbonne nouvelle : historique et perspectives
    • 発表場所
      パリ第3大学(フランス)
  • [図書] Bibliographie proustienne2014

    • 著者名/発表者名
      Tomoko WOO
    • 総ページ数
      未定
    • 出版者
      Champion

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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