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2010 年度 実績報告書

ディアスポラにみる文学の再発見と蓄積―アーカイヴ化されるマイノリティの記憶―

研究課題

研究課題/領域番号 21520360
研究機関東北大学

研究代表者

鈴木 道男  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (20187769)

研究分担者 山下 博司  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (20230427)
藤田 恭子  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (80241561)
佐藤 雪野  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 准教授 (40226014)
キーワードディアスポラ / アーカイヴ / 文学 / マイノリティ
研究概要

各マイノリティが、それぞれのアーカイヴ形成に示している非常な労力と集積の実態を再確認し、とりあえずの認識の共有のための研究会を継続しつつ、各マイノリティ内部の研究者との連絡をさらに密にすることができている。この状況を受けてフィールド調査の取りまとめの討議、「アーカイヴ形成と操作の問題」、「外的圧力と援助の問題」、「アーカイヴの学術性に関する問題(アーカイヴの閉鎖性に関する問題も含む)」に関する討議と認識の共有に重点を置き、「アーカイヴ化された文学と仮想空間のディアスポラをめぐる問題」についての討議を開始し以下を遂行した。
・とくに「アーカイヴ形成と操作の問題」、「外的圧力と援助の問題」、「アーカイヴの学術性に関する問題」に関する論文の執筆と学術雑誌への投稿
・個別領域の資料収集の継続
・研究代表者鈴木はミュンヘン大学付属東方ドイツ人会館付属研究所の研究員アッカー博士とともに、同郷人会アーカイヴの大学による接収に関する討議と情報収集を、メディアを介して継続的に遂行した。
・発表可能な成果に関しては、雑誌論文などでの公刊を開始している。
なお、平成23年3月の大震災のため、一部の機器の納入が停止したために資料の収集に差支えが出ている状態だが、次年度で遅れを取り戻すことは可能であると考えている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件)

  • [雑誌論文] インド民話から現代オペラへ-ジョン・アダムズ作<フラワリング・ツリー>のエコロジー的構想などをめぐって-2011

    • 著者名/発表者名
      山下博司・岡光信子
    • 雑誌名

      東方

      巻: 第26号 ページ: 163-180

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 《周縁》からの声の行方-『ぶな-ブコヴィナのドイツ語ユダヤ文学アンソロジー-』の出版について2011

    • 著者名/発表者名
      藤田恭子
    • 雑誌名

      ドイツ文学(日本独文学会)

      巻: 142号 ページ: 227-235

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インディアン・スピリチュアリティと現代-ヴェーダーンタ的一元論の再編とその今日的意義をめぐって-2010

    • 著者名/発表者名
      山下博司
    • 雑誌名

      宗教研究

      巻: 365号 ページ: 325-348

    • 査読あり
  • [雑誌論文] レンカ・ライネロヴァーの最後のメッセージ-最後の作品のドイツ語版・チェコ語版の比較-2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤雪野
    • 雑誌名

      東北ドイツ文学研究

      巻: 53 ページ: 19-37

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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