研究課題
基盤研究(C)
戦時中国におけるクラシックバレエないしモダンバレエの受容について、主要なダンサーにおける西洋舞踊の受容、公演の実態とその目的、メディアの評価を追った結果、淪陥区と国統区別々に実証する必要があり、植民政権に利用された舞踊と、抗日に貢献した舞踊とが交錯していることが分かった。総じて、戦前中国における舞踊は映画・演劇・音楽・漫画といった文化的ネットワークを持っていただけでなく、実際に日本軍ないし抗日組織と結びつき、強い政治的目的を持っていた。だからこそ、後の革命バレエの萌芽となりえたのである。
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東方学(東方学会)
巻: 第124集(掲載決定)
『Jun Cture超域的日本文化研究02』名古屋大学大学院文学研究科附属日本近現代文化研究センター
ページ: 120-131
東方
巻: 364号