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本研究の目的である中国話劇史(1945-1949)の空白を埋め、戦時期(1937-1949)を一本化する新しい上海文化史を作って二十世紀の戦争期における文化活動の働きと効果を検証し、その意義を浮かび上がらせるために、21年度は次の通りに一次資料を調査・収集した。
1 東京大学東洋文化研究所などで『申報』を中心に、1945年8月から1947年まで逐日追って、話劇の演目、上演時間を調査し、同時に劇評・映画評論などを収集した。
2 春に北京に出張し話劇人の劉厚生(89歳)氏にインタビューした。
3 夏休みに、上海に出張し、映画・話劇人の洪謨(96歳)氏、胡導(94歳)氏にインタビューした。
上海図書館で資料調査、収集した。また、台湾中央研究院などで資料調査、収集した。
国際会議にて研究結果を発表した。
1 4月、北京大学20世紀中国文化研究中心が主催する「五・四と中国現当代文学」国際シンポジウムに参加し、「家破国碎思家国―四十年代の上海話劇と"五四"精神」を発表した。
2 11月、中国現代文学館、中国現代文学学会が主催する「中国現代文学新史料の発掘及び研究」国際シンポジウムに参加し、「日中戦争期の上海話劇研究(1937-1945)―『申報』の広告及びオーラル・ウィシュアル叙述を中心に」を発表した。
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