研究課題
基盤研究(C)
本研究では、韓国語の語彙的受動文の項構造を中心に扱い、対格を持つ所有者受動文主語が、他動詞・非能格動詞と同じ振る舞いを示す現象を明らかにし、所有者受動文の主語が外項であることを示した。これにより、日本語の受動文でも同じ可能性があることが示唆された。また、受動文の関連領域として、複合動詞に関しても対照研究を行い、日本語の複合動詞研究において等閑視されていたタイプの語彙的複合動詞が、韓国語の複合動詞と同じ性質を持つことを示した。また、文法性の調査方法にも洗練を加えた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
Harvard Studies in Korean Linguistics
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