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2011 年度 実績報告書

時制の無標形態素の連続生起、および、動詞の基底形に関する理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520410
研究機関佐賀大学

研究代表者

古賀 弘毅  佐賀大学, 全学教育機構, 准教授 (80330215)

キーワード非過去形 / 時制の無標形態 / 恒等関数 / 動詞の基底形 / 時制 / 韻律最小値 / 変格活用
研究概要

研究の目的は,標準語および九州西北部(福岡西部・佐賀西部)方言における「非過去」と動詞の基底形の文法の考察であり,同文法を,言語学者との議論と簡単な構文解析器における実装とによって,検証することであった。さらに,高度構文解析器TRAL,Eの実装を準備することであった。「佐賀西部方言の動詞(約260個)の非過去形」の研究代表者以外の母語話者の音声を録音・WEB上に開示することであった。
研究実施計画に従い,上記目的を達成した。文法(分析)の内容は、Koga and Ono 2010 'Surface constraints on multiple occurrences of the tense expletive'(下記参照)にある(ホームページで参照可能)。
前年度の科研で指摘された問題点「なぜ福岡・柳川方言では、例えば、『食べる』が使われず、『食ぶる』が使われるか」についても、完全に熟してはいないが、考えをKoga 2011 'Affixes selections of verbal stems/forms.'(下記参照)において提案した。
文法(分析)をラップトップPCにおいて高度構文解析器TRALE (Stand-alone版)上,実装し始め,現段階の暫定的な実装は,ホームページhttp://theoreticallinglab.isc.saga-u.ac.jp/research_topics.html上中の「Work in Progress : Implementations of grammar on TRALE」で見ることができる。
「佐賀西部方言の動詞(約260個)の非過去形」の研究代表者以外の母語話者の録音音声を,WEB上で聞ける。研究代表者の佐賀西部方言と他の情報提供者の佐賀西部方言に関して、分析を反証するようなデータは観察されなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Affixes' selections of verbal stems/forms2011

    • 著者名/発表者名
      Koga, Hiroki
    • 学会等名
      日本言語学会第143回大会
    • 発表場所
      大阪大学豊中キャンパス
    • 年月日
      2011-11-26
  • [備考] 随時,研究代表者のHPの「学術業績」に発表等を掲載

    • URL

      http://theoreticallinglab.isc.saga-u.ac.jp/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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