アブハジア人のインフォーマントより収集した一次資料に基づいて、アブハズ語文法を記述した。基本的なデータベースとして用いたのは、すでに本研究者が出版したアブハズ-英語辞典である『Analytic Dictionary of Abkhaz』(ひつじ書房. 2010)である。記述されたアブハズ語文法の内容は、音韻論、形態論、統語論であり、特に詳細に記述した所は動詞形態論である。これを英文にしてまとめ、平成24年度の科研費・研究成果公開促進費「学術図書」に応募し内定を得た。平成25年2月に出版予定である。
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