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2009 年度 実績報告書

トルコ語と日本語の対照研究とその実践的応用

研究課題

研究課題/領域番号 21520438
研究機関岡山大学

研究代表者

栗林 裕  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (30243447)

キーワードトルコ語 / チュルク語 / 対照研究 / 日本語 / 語形成 / 誤用分析 / 統語法 / 複合語
研究概要

1、本年度は、日本語学で蓄積された対照研究の方法論をトルコ語に適応し、英語との対照で考えられてきたことがどれだけ有効であるかを検証するための準備を中心に行った。また、その成果を第二言語として日本語を学ぶトルコ語話者の教育に活用するための方法論も合わせて検討した。
2、本計画は文法の観点と教育の観点の2つの側面からアプローチを試みるものであるが、本年度は文法の観点からは、「する」的表現と「なる」的表現の区別がトルコ語文法のなかで、有効な対立概念であると認識されるか、あるいはそれとは別の枠組みが必要になるのかということを解明するための実証的な言語データーの蓄積を行った。本年度は日本で日本語を第二言語として学ぶトルコ人から言語資料の収集に重点を置いた。
3、四つの科研研究プロジェクトで合同研究集会を企画し京都大学・羽田記念館にて実施した。研究課題「地球化時代におけるアルタイ諸語の急速な変容・消滅に関する総合的調査研究」、「多重言語使用からみたアジア地域の言語生態」、「ウイグル語仏典断片の文献学的研究」、「トルコ語と日本語の対照研究とその実践的応用」に関わる総計32名の研究者が参加し意見交換を行った。
4、本年度の研究実施経過は以下の通りである。
(1)先行研究についての資料収集4月~2月
(2)調査資料の整理9~10月
(3)学会および研究会での発表の準備11月~2月
(4)フランス国立図書館での資料収集2月
(5)学術論文の作成と国際研究集会への応募1~3月
(6)21年度の調査のインターネットへの公開現在準備中

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] トルコ語の自動詞と他動詞2010

    • 著者名/発表者名
      栗林裕
    • 雑誌名

      自動詞・他動詞の対照(くろしお出版)

      ページ: 69-90

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Contact induced changes in southwestern Turkic.2009

    • 著者名/発表者名
      Kuribayashi, Yuu
    • 雑誌名

      In Sila Ay, Ozgur Aydin, Iclal Ergenc, Seda Gokmen, Selcuk Is sever, Dilek Pecenek(eds)Essays on Turkish Linguistics. Wiesbaden : Harrassowitz Verlag

      ページ: 413-420

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Covert Causee Structures in Turkish.2009

    • 著者名/発表者名
      Ozbek, Aydin, Kuribayashi, Yuu
    • 雑誌名

      In Sila Ay, Ozgur Aydin, Irlal Ergenc, Seda Gokmen, Selcuk Is sever, Dilek Pecenek(eds)Essays on Turkish Linguistics. Wiesbaden : Harrassowitz Verlag

      ページ: 53-61

    • 査読あり
  • [学会発表] チュルク語動詞の形態的派生関係2010

    • 著者名/発表者名
      栗林裕
    • 学会等名
      アジア言語の研究-最新の報告-(四科研合同研究会)
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2010-02-13
  • [学会発表] 共同研究「日本語レキシコンの形態的・意味的・統語的特性」の研究テーマについて2009

    • 著者名/発表者名
      栗林裕
    • 学会等名
      国立国語研究所 プロジェクト打合会
    • 発表場所
      新大阪ガーデンパレス
    • 年月日
      2009-12-22

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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