研究課題/領域番号 |
21520523
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小野 正樹 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10302340)
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研究分担者 |
青木 三郎 筑波大学, 人文社会系, 教授 (50184031)
沼田 善子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (70189356)
竹沢 幸一 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40206967)
牧原 功 群馬大学, 国際教育・研究センター, 准教授 (20332562)
関崎 博紀 筑波大学, 人文社会系, 助教 (30512850)
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キーワード | 配慮表現 / 引用 / とりたて詞 / 東アジア / ユーラシア / 文学 / 主観性 / 談話 |
研究概要 |
今年度は、予定通り国内外での研究成果発表に努めた。海外の北京大学、タリン大学、高麗大学でのフォーラムや、天津外国語大学の国際日本語教育集会、国内の研究会で発表、および、研究成果報告書の作成と、WEB上での公開を行った。 発表地域は、東アジアとユーラシアを中心に行い、日本語学習者の習得が難しいと考えている、引用、とりたて詞を中心に、文法・談話の分析を行い、現地日本語教育関係者と積極的な情報交換を行った。また、コミュニケーションを支える主観性については、異分野特に文学研究者との交流を図り、共同でシンポジウムを開催した。2011年5月21日-22日「2011年 若手研究者の合同研究フォーラム-東アジアにおける日本研究と日本語教育-」(於 台湾国立政治大学)では、「とりたて詞の作用域と焦点」、「日本語引用表現に関する一考察」、2011年11月5日「2011年北京大学・中国人民大学・筑波大学学術フォーラム」(於北京大学)では、「コロケーションから見た引用」、「「など」の作用域と否定」、「日本語非母語話者が用いる質問表現-非母語話者同士及び母語話者との会話の比較から-」、「中国語母語日本語学習者の依頼における配慮表現」、「日本語・中国語における連体修飾表現の使われ方-「きれいな花!」タイプの文を中心に-」、「根拠を表す「ノコトダカラ」についての一考察」、そして、2012年1月22日には、筑波大学にて「第2回日本語コミュニケーション研究会」を開催し、13本の研究発表成果を発表した。昨年度行った、「第1回日本語コミュニケーション研究会」の成果は12本の論文を『日本語コミュニケーション論集第1号』として発行し、またWEB上<http://www.succ.soka.ac.jp/~myamaoka/J-communication1.htm>でも公開している。 また、通時的な研究視点を深めるために、外部講師を招聘し、研究会を主催した。
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