読み書き能力レベル判定試験の開発

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21520536
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本語教育
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 村上 京子 名古屋大学, 留学生センター, 教授 (00210005)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 読み書き能力 / 試験開発 / 就労外国人 / レベル判定 / 多言語版 / 信頼性

研究概要

工場などで働く就労外国人を対象とした読み書き判定試験を開発した。この試験は、毎日の生活の中で遭遇する読み書きの活動をもとに、内容、問題形式、判定基準を策定していった。読む能力が不十分でも受けることができるように多言語版が用意されている。予備調査215名の結果から改訂を行い、本調査269名を対象に実施した結果、0. 88以上の高い信頼性係数が得られた。今後、地域支援教室のプレイスメントテストなど広く活用されることが期待できる。

研究成果

• [雑誌論文] 就労外国人のための読み書き判定試験の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 雑誌名: 名古屋大学留学生センター紀要 巻: 10号(印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 技能におけるコミュニケーション能力の測定方法の開発 (2011)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 雑誌名: ヨーロッパ日本語教育 巻: 15 ページ: 135-143
  • 査読あり
• [雑誌論文] 日本語教育における実証的研究-研究方法と個人差について- (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 雑誌名: 日本語教育 巻: 146 ページ: 90-102
  • 査読あり
• [雑誌論文] Can-do statementsとパフォーマンステストに基づく日本語能力判定基準の策定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 雑誌名: ヨーロッパ日本語教育 巻: 14 ページ: 148-155
  • 査読あり
• [学会発表] 自律的学習支援のためのCan-do-statementsコンピュータ版の開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 学会等名: The 13^<th> International Conference of EAJS
  • 発表場所: Tallinn, Estonia
  • 年月日: 2010-08-26
• [学会発表] 4技能におけるコミュニケーション能力の測定方法の開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 学会等名: 第15回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム
  • 発表場所: ルーマニア、ブカレスト大学
  • 年月日: 2010-08-26
• [学会発表] 就労外国人のための読み書き判定試験の開発 (2010)
  • 著者名/発表者名: 村上京子
  • 学会等名: 日本語教育国際大会第10回
  • 発表場所: 中国、天津
  • 年月日: 2010-08-20