研究課題/領域番号 |
21520541
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
奥村 訓代 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 教授 (20221153)
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研究分担者 |
E.GARCIA delSaz 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 助教 (10294828)
山下 明昭 香川大学, 教育学部, 教授 (40253249)
坂本 雅代 高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (80290360)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 多文化共生 / 意識改革 / 異文化理解 / 協働 / 地域性 / 公私それぞれの視点 / 少子高齢化最先端 / 限界集落を乗り越える |
研究概要 |
今年度は、まとめの年として再度インドネシアを訪問し、前回の疑問点と現状(その後の変化に関する調査を行った。その結果、EPAに対する認知度は少しずつ広がりと定着を見せているものの、まだまだ情報の周知徹底には問題があること、また逆に当初の期待度が薄くなり温度がさがってきている感も伺えた。しかし、初回から多数の合格者(EPA看護師・介護士候補生)を輩出しているチレボン看護学校の初回からの合格率やカリキュラムの変遷、また一方では国立ブラビジャヤ大学看護学科での認知と対応の差に、改めて驚きを感じた。受け手の日本での日本語力や国家試験合格の問題だけでなく、送り手であるインドネシアにも大きな課題の一つがあることに気付かされた。そこで我々は、各々の大学関係者と協議を重ね、チレボンに於いては、合格率をあげること、またブラビジャヤに於いては、EPAによる看護師・介護士送り出しの意義の認識を高めるためにも三者間(ブラビジャヤ、チレボン、高知大学)の間で看護日本語テキストを作成し、その対応策とすることにした。また、両大学には高知大学日本語教員養成課程修了者を送り、より一層の協力体制の構築を行うことにした。一方でメンバーは、それぞれの視点から資料を分析したり調査結果をまとめ以下の機関で研究成果発表を行った。1)担当者は、国内のみならず、台湾や韓国の学会においても研究の進捗状況や特に高知の現状報告と問題点について情報提供及び問題提議を論文や口頭発表の形で行った。2)チレボン看護学校並びにブラビジャヤ大学看護学科の両学科のために高知大学看護学科および人文学部との協働でEPA参加が容易になるための看護日本語テキストを作成することにした。3)その他として、高知という土地柄における異文化適応と多文化共生という流れの中で外国人看護師養成の必要性と意義づけの模索を始めている。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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