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2009 年度 実績報告書

介護現場における外国人介護労働者との異文化コミュニケーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21520546
研究機関流通経済大学

研究代表者

立川 和美  流通経済大学, 社会学部, 准教授 (70418888)

キーワード談話分析 / 異文化理解 / 異文化コミュニケーション / 外国人介護福祉士 / 日本語教育
研究概要

平成21年度は、本研究の初年度にあたり、研究全体の基盤となる調査を中心に行った。具体的な内容は、以下のとおりである。
1. 介護現場、異文化コミュニケーションに関する先行研究の調査
日本語学および社会福祉学関係の文献を中心に、介護現場におけるコミュニケーションに関する先行研究の調査を行った。今年度以降は、これらを体系的に整理し、介護現場で必要とされる異文化コミュニケーションスキルについて具体的に考察を行っていく。
2. 介護・看護分野への外国人労働者受け入れに関する実態把握-フィリピン・インドネシアの事例を中心に-
EPA(経済連携協定)により受け入れが開始された外国人介護福祉士、看護師候補者の受け入れの実態を、資格要件、研修、労働現場での実情、さらに資格取得に向けての方策など多面的に調査した。今年度は、これをもとに、浮かびあがってきた問題点やそれに対する方策などを考察する。
3. 予備調査に基づく介護現場におけるコミュニケーションの特徴の整理
2008年度に行ったパイロット調査をもとに、介護現場に特化して観察されたコミュニケーションの特性を整理した。この調査結果に基づき、仮説を立て、今年度収集したデータにおいて詳細な分析を進めていく。
4. 介護場面におけるコミュニケーション活動のデータ収集
高齢者介護施設における介護者と利用者とのコミュニケーションの様子について、参与観察の形をとり、ビデオカメラとICレコーダを用いて、データ収集をした(収集場所は富山県の特別養護老人ホームである)。データ収集にたっては、あらかじめ、施設に対して、研究の目的やプライバシーの保護等について十分説明し、了解を得た上で行った。今年度以降は、収集したデータに関して確認・検証を行った上で、DVD化し、分析効率の高いExcelファイルにデータベース化を行う。これを利用して、さらに具体的な分析を進めていきたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 介護施設での食事場面におけるコミュニケーションについて-外国人介護労働者に対する日本語教育にむけて-2009

    • 著者名/発表者名
      立川和美
    • 雑誌名

      流通経済大学社会学論叢 20(1)

      ページ: 1-14

  • [学会発表] 日本語教育における引用表現-外国人介護福祉士に対する日本語教育への一考察-2010

    • 著者名/発表者名
      立川和美
    • 学会等名
      沖縄県日本語教育研究会2009年度第3回研究発表会
    • 発表場所
      琉球大学
    • 年月日
      2010-03-09

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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