研究2年目は、主に(1)文献研究、(2)実験の実施、(3)学会発表、を行った。 (1)近年の第二言語習得研究の動向・成果を調査・把握し、日本の外国語(英語)教育環境の実情に即した「気づき」の理論的考察を行った。 (2)外国語教育の指導要領で唱えられている「4技能の統合」を踏まえ、テキスト再構築((パッセージを読んだあとに、それを復元する)活動が「気づき」を促進するのかを実証的に検証した。その結果、テキスト構築活動の難易度を下げることで、効果的に第二言語学習を促進できる可能性が示された。本実験の成果を、国内外の学会(第37回全国英語教育学会やSecond Language Research Forum 2011)で発表を行うための準備(抄録の提出など)を行った。 (3)研究1年目の成果を、第36回全国英語教育学会及びSecond Language Research Forum 2010において、口頭発表を行い、その内容の論文化を進めている。
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