研究課題
基盤研究(C)
言語形式重視指導(FFI : Form-Focused Instruction)の前提は、内容理解を重視している授業の中で、学習者の注意を言語形式(文法)に向けることができるということである。これまでの研究では様々なFFIタスクの効果が検証されているが、どのようなタスクが内容理解と文法学習をバランスよく促すのかについてはあまり調べられてはいない。本研究では、97名の日本人大学生を対象とし、インプット型指導と2種類のアウトプット型指導が文法学習と内容理解に及ぼす効果を検証した。実験の結果、(1)アウトプット型指導は、文法学習の効果を高めるものの、内容理解が不十分であること、(2)インプット型指導は内容理解と文法学習をバランスよく促進することが分かった。この結果、研究者や教師が文法理解と内容理解をバランスよく促すタスクを開発・使用することの重要性を示唆している。
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